校長だより    ~ 感謝、全力、チーム日高! ~

2019年7月の記事一覧

平成31年度1学期終業式校長講話

第1学期終業式校長講話

   おはようございます。

   今日で1学期が終了しますが、皆さんにはどんな1学期だったでしょうか? 1学期を振り返ってみると、皆さんは、いろいろな場面で一生懸命がんばっていたと思います。例えば、体育祭の「五色綱取り合戦」の競技では、1年生が3年生に一歩も譲らず素晴らしい勝負をしていましたね。

   学習面でも、先日、成績会議があり、各学年主任、クラス担任の先生方から報告がありました。欠点がある生徒もいましたが、何と言っても素晴らしいと感じたのは、「皆勤」の生徒が多かったことです。1年生は、62.1%、2年生は35.6%が皆勤でした。3年生では42.3%が皆勤でした。体調管理をしっかりして、安定した生活を送ることができた成果だと感心しました。是非とも継続してください。

   先日の学校評価アンケートでも「日高高校に入学してよかった」という生徒の割合が82%という数字でした。1年生は92%、(ちなみに保護者の方は97%)これはすごいことです。みんな学校が好きで学校生活を充実させている証です。

  
   それでは、今日は、2つのお話しします。一つ目は、「心が変われば人生が変わる」という話です。

  何かに失敗したり、うまくいかないときどうしたらよいか? 

  そんな自分を変えるのには、どうしたらよいか?

  プリントを配りましたので、見てください。

 「人生が変わる」までの6つのステップとして、次のような言葉があります。

「心が変われば態度が変わる。態度が変われば行動が変わる。行動が変われば習慣が変わる。習慣が変われば人格が変わる。人格が変われば運命が変わる。運命が変われば人生が変わる。」

   この言葉はみなさんもどこかで聞いたことがあるかもしれません。これは、心理学者・哲学者のウィリアム・ジェイムズの言葉です。野球の松井秀喜選手やサッカーの中村俊輔選手らが座右の銘としていたそうです。

 この言葉を具体的に当てはめてみると、例えば、皆さんが、英語で赤点を取ったとします。

  この赤点を反省して、心を入れ替えて、どうにか頑張ってみようとします。毎日少しずつ単語を覚えることを続けると勉強する習慣がついてきます。結果的に授業が分かるようになり、テストも高得点になる。すると、自分に自信が持てくる。そして、いろいろなことをきちんと頑張る人間になってくる。結果として大学に入れたり、希望どおり就職ができるようになった。

  一方、気持ちが変わらないと、自分はやっても無駄だと思い、何もしない。授業もわからない、テストも取れない、また赤点だ。授業もわからないし、学校にいてもつまらない。学校をやめてします。今後どう生きていくのかと途方に暮れる。

 大事なことは、最初の一歩であり、困難な時にまず前に踏み出してみることです。最初のステップ。「心」が変わらなければ、何も変わりません。ぜひ皆さんも最初の一歩を踏み出す勇気を持ってもらいたいものです。そうすれば素晴らしい人生が待っています。

  
   次の話は、選挙についての話です。21日は参議院選挙の投票日です。皆さんは18歳になると選挙権が与えられることは知っていると思います。もう3年生の中で選挙権がある人もいると思います。ぜひ皆さん、投票にでかけてください。先ほどお話ししましたが、まずは行動することが大切です。世の中良くならないとか、文句を言っているだけでは変わりません。皆さんの身近なことと言えば、例えば消費税の問題とかあると思います。国の政策を決めるのは議員です。それを選ぶのは皆さんです。6月の全校集会でお話ししました。スタバのストローを廃止させたのも高校生です。ぜひ皆さんの手でよい世の中になるよう頑張ってもらいたいものです。

  夏休みは、充実した時間を過ごし、元気な姿で9月2日に会いましょう。以上で、私の話を終わります。