校長だより    ~ 感謝、全力、チーム日高! ~

2017年12月の記事一覧

第2学期終業式校長講話

 長かった2学期も今日で終了となります。

 昨日の全校集会では、押川先生、沖先生、原田先生からたいへん興味深いお話をいただきました。私は忘れないようにメモしました。皆さんはどんな言葉が心に残ったでしょうか。

 さて、9月1日にも言いましたが、2学期は様々な行事がありました、季節もガラッと変わりました。皆さんの印象に残っているのは何ですか?つい先日の球技大会も、新生徒会役員のご尽力によりとても楽しい時間となりました。私も楽しかった。担当の先生方のご指導のもと、小山田会長を中心によく頑張ってくださったと思います。

 とにかく良い思い出は心に残しておきたいものです。しかし、しばらくすると忘れてしまいます。

 私は、一日の終わりか次の日のはじめに、三行日記をつけるようにしています。その日にあった出来事、感想、課題など、あっさり三行くらいにまとめるようにしています。

 印象に残っていることをまとめておくと、後で思い出しやすいですね。特に大切な事柄には色をつけるようにしています。

 因みに、私の手帳選びの条件は、前半は1か月ごとのスケジュール表、後半は三行くらいの日記を書くスペースがあることです。

 3年生の皆さんは、就職にせよ、進学にせよ、もうすぐ高校を羽ばたき、社会に出ていくことになります。その社会で信頼される人物になってほしいと思いますので、手帳を持つことをお勧めします。もちろん、2年生、1年生にもお勧めです。今後の予定や先生から受けた指示を手帳で管理すること、これは社会人になる手前の皆さんにとっても大変重要なことだと考えます。

 実は、本校の生徒で”素晴らしいな”と感心したことがあります。その生徒は、先生と話をしている時に、すぐに小さい手帳と筆記用具を出して、必要なことをメモしていました。こういう人物は、きっと、社会に出ても信頼を得ていくのだろうな、と感心した次第です。

 もう一つお話をしたいと思います。

 あるところで次のようなお話を聞いたので紹介します。

 それは、小さなスーパーでレジ打ちをしている女性の話です。その女性は、これまで転職を繰り返してきており、レジ打ちにも不満を感じていました。ある日、田舎のお母さんから「そろそろ帰っておいでよ。」という電話をもらいます。帰郷を決心した彼女、荷造りを始めた時、ふと古い日記を見つけました。そこには、少女の頃に「ピアニストを夢見ていた」ことが綴ってありました。あの頃に比べ、すっかり「逃げ癖」がついてしまったなあと実感、彼女は泣きながら「もう少しここで頑張るよ。」と母親に電話をしました。

 翌日から仕事ぶりが変わります。ピアノの要領でキーの配置を覚え、レジ打ちに余裕が出ると、一人一人のお客様との会話が楽しくなってきたのです。

 「今日は、マグロよりカツオがおススメですよ。」なんて、アドバイスすることもありました。そして、ある日、彼女は奇跡を体験します。

 その日のスーパーは大混雑。彼女はいつものようにお客さんとの会話をしながらレジ打ちに追われていました。すると突然、店内放送が流れます。「お客様、恐れ入りますが、空いているレジへお回りください。」えっ、と思って周りを見回した彼女は信じられない光景を目にしたのです。5台あるレジのうち、お客様が並んでいるのは自分のレジだけ。他の4つのレジは誰も並んでいないではありませんか。

 店長がかけよってきて、「お客様、どうぞ空いているレジへお回りください。」と言ったその時、一人のお客様がこう言いました。「私はねえ、ここに買い物に来ているんじゃないの、あの人とおしゃべりに来ているのよ。」その言葉を聞いた瞬間、彼女はその場に泣き崩れてしまいました。

 「自分の仕事が誰かから愛されている、期待されている。」

 ちょっとした工夫によって、働くことの素晴らしさを実感した女性のお話でした。

 そうです、ちょっとした工夫が大きな変化をもたらすことって、意外に多いのではないかと思っています。私もそうでした。誰かから期待されている、その想いで30年以上、教員が続けられたと思っています。今の女性のような体験を、皆さんにも、どこかで、してもらえるといいなあと強く思います。

 では、2週間ちょっとの冬休み、健康に気をつけて、誘惑にも負けないで、有意義な時間をお過ごしください。そして、1月9日、元気な姿でお会いできることを楽しみにしております。

 以上で、終業式のお話を終わりにします。

 

 

 

球技大会で盛り上がりました

 いよいよ2学期末を迎えました。
 本校では毎年、2学期の期末考査終了後に生徒会主催の球技大会を実施しています。今年は、1日目がドッジボール、2日目がサッカーとバスケットボールでした。ドッジボールには、なんと教員チームも参加しました。生徒たちと楽しく、真剣に、いい汗を流すことができました。やはり、芝生のグラウンドでプレーできるって最高ですね《自慢話!》。
 どのクラスも一所懸命プレーしていました。本当に若いって素晴らしい!!

 

第2回学校説明会

 12月16日(土)に学校説明会を実施しました。多くの皆様にお集まりいただき、誠にありがとうございました。
 今回の目玉は「5教科学習アドバイス」。参加した中学生は、真剣な表情でメモをとっていました。少しでも参考にしていただければ幸いです。
 中学生の皆さん、学力はまだ伸びます。最後まであきらめずに、健康に注意して頑張ってください。

   

日高市青少年の主張大会、北中との交流会

 去る11月19日(日)、日高市青少年の主張大会が行われました。発表者は、市内6小学校及び6中学校から審査によって選ばれた児童5名と生徒5名、それと本校生徒5名の計15名です。大勢の聴衆を前に、皆さん立派に主張をされていました。中には思わず涙がこぼれるような感動的な発表もありました。
 本校からは1年生の女子5名が出場し、家族のこと、自分自身のこと、中学校時代のこと、将来のことなどをしっかりと発表しました。終了後、多くの方からお褒めの言葉をいただきました。ちなみに、司会も本校の2年生2名が担当させていただきました。
 小学生、中学生の皆さんも夢の実現に向けて頑張ってくださいね。

   

 その後のことです。近くの高萩北中学校の校長先生から、「日高高校生の発表は素晴らしかった。是非とも中学生に聞かせたいので、生徒を派遣していただきたい。」というありがたいお話をいただきました。調整の結果、12月15日(金)に「中高交流会」という形で実施することになりました。
 下の写真は、全校生徒の前で発表した後、生徒会長さんからお礼の言葉をいただいているところです。この後、3年生各クラスに招待され、一緒においしい給食をいただきました。まさに、中学生との和やかな交流の機会となりました。本校生徒は、「緊張したけれど、とても楽しい時間を過ごすことができました。」と嬉しそうに述べていました。