校長だより    ~ 感謝、全力、チーム日高! ~

2017年4月の記事一覧

入学、進級、おめでとう!

 1年生の皆さん、高校生になった気分はいかがでしょうか? これから新たなスタートとなります。過去は変えられないが未来は変えられる、自分で創ることができます。ぜひとも、一日一日を大切にして、一歩ずつ成長してほしいと思います。我々教職員は、いつでも君たちの近くから応援をさせていただきます。

 2年生、3年生の皆さん、進級おめでとうございます。昨年度はたいへんよく頑張りました。今年度もさらなる飛躍を期待しております。1年生の良き手本となってください。皆で協力し、本校の爽やかな校風を発展させていきましょう!

 さて、4月14日は、熊本大地震からちょうど一年となります。昨年は、生徒会を中心に熊本地震復興支援募金活動を行ってくれました。ボランティアに出向くことが難しいので、募金という形で想いを熊本に届けてくれました。東日本大震災も含めて、復興はまだ道半ばといった状況です。そのことを忘れずに、私たちができる支援を続けていきたいと考えています。
    
 では、今年度も目標をしっかり決めて、その実現に向け頑張っていきましょう! 

平成29年度第1学期始業式講話

 

 先ほど、新しい教職員の皆さんを紹介しました。正確に言うと、再任用教諭とか臨時的任用教諭とか、任用の形態はいろいろとあります。わざわざ紹介しなかったのは、生徒の皆さんから見れば、すべて日高高校のスタッフ(教員や職員)であり、差をつけて考えていただかなくても良いのではないかという判断からであります。教頭先生のご挨拶にもありましたが、先生方は「一日も早く本校に慣れて、生徒の成長のため頑張りたい」と考えていらっしゃいます。生徒の皆さんも、先生方を信頼して、授業や部活動など様々な場面で先生方から学んでください。相互に信頼しあえれば、きっと良い人間関係を築くことができ、成長につなげていけると思います。

 さて、今日は、新年度スタートの特別な日に当たります。私から2点お話をしますのでよく聞いてください。

 まず一つ目。春休み、皆さんはどのように過ごされたでしょうか?3月末から4月にかけて、事件事故も含めて様々なニュースがありました。千葉県で小学生が殺害されたり、栃木県の高校生が雪崩に巻き込まれ、高校生7名と教員1名の計8名が亡くなったというニュースなどはショッキングなニュースでした。また、3月の人権教育講演会で学んだシリアに関しても、今大きく報道されています。ぜひとも後で調べてみてください。4月中旬から、教室に新聞が届くことになっていますので、活用してほしいと思います。

 今日は、以上のようなニュースではなく、感動的な出来事についてお話をしたいと思います。3月24日、大相撲春場所において、横綱・稀勢の里関が二場所連続優勝を果たしたというニュースがありました。劇的な逆転優勝でした。ご覧になりましたか?以前は、相撲には全く興味がなかったのですが、最近はなぜか面白いと感じるようになりました。12日間、圧倒的な強さで勝ち続けた稀勢の里ですが、13日目に黒星を喫してしまいました。しかもその時、左肩付近を強打してしまい、かなり辛そうな状況で退場していきました。もしかすると明日は休場では?そんな気配もありましたが、テーピングを巻いて、14日目の土俵に上がりました。しかし、左手に力が入らず、あっさり2敗目。誰もが、もう休場するのではないか、それくらい左肩の怪我の状況がひどいのではないだろうか、と思ったものでした。しかし、稀勢の里は千秋楽の15日目も休みませんでした。優勝を競っていた照の富士との一番(本割(ほんわり))で勝ち、13勝2敗同士の優勝決定戦でもさらに勝って優勝を決めました。優勝インタビューでは、「苦しかった分、うれしいですね。」と語っていたのが印象的でした。決定戦では「あり得ない力が出た」とも言っています。左手が使えないので、右で勝負するしかない。そのためには、立ち合いからどういう戦術でいくかを冷静に分析し、二つの勝ちをもぎ取りました。場内ものすごい歓声でした。新聞には「これが横綱」という大きな見出しがありました。

 ここで、私が皆さんに申し上げたいことは、「最後まであきらめるな」ということです。あきらめてしまえば勝利はありません。「可能性が少しでもあるのなら、最後まで頑張れ!」、こんなことを教えてもらったように感じました。皆さんの中には、3月に追認定試験を乗り越えて進級を勝ち取った人もいます。よく頑張ったと思います。できれば、もっと早くに頑張ってほしかった、ということも言えますが、とにかく最後まであきらめなかったのは偉いことだと思います。勉強、部活動、夢や目標の実現、3年生は目前に迫った進路選択、皆さんに頑張ってほしいことは様々あります。その中で、勉強を欠かすことはできませんが、他にも何か一つ、最後まで決してあきらめない「強さ」を持ち続けることができると、人間って成長するのではないかな、と考えています。今年度一年間、そんな気持ちで臨んでもらい、1年後に、さらに成長した自分に出会えるよう、頑張っていきましょう。

 二つ目。働くということについてお話したいと思います。皆さんは学生ですから勉強が本分ですが、中には、アルバイトをやっている人もいます。ですから、すでに社会を経験している人もいるということになります。本校では約6割の生徒が、高校を卒業すると就職をします。そして約4割が、大学・短大・専門学校に進学し、そのあとに就職をします。では、ここで、皆さんに質問ですが、「一体、何のために働くのですか?」この問は、昨年のキャリア教育講演会でも出されていましたし、先生方も話をされているのではないでしょうか。十人十色、様々な答えがあるでしょう。埼玉女子短期大学の学長先生も講義の中で学生に問うそうです。例えば、家族を支えるため、食っていくため、車を買うため、など。これらは、「給料、対価を得るために働く」という考え方に集約されます。しかし、別の角度から考えると「社会に貢献するため」という考え方もあります。大きく考えると次の4つに分類されるそうです。

 ① 生活やお金のため

 ② 社会との関わりを持つため

 ③ 自己実現のため

 ④ 社会貢献のため

もちろん、どれが正解で、どれが不正解ということはありません。その時、その時で、答えが変化することもあるかもしれません。私が今申し上げたいことは、「働くこと=社会に貢献すること」という意識を持つことは、高校生にとって大変重要なことではないかということです。高校生だからこそできる社会貢献、その一つはボランティア活動であります。昨年も本校では多くのボランティア活動を行ってきました。熊本地震復興支援募金活動をはじめ、東北復興支援ボランティアや高麗郡建郡1300年祭ボランティアなど、多くの活動を通して、日高市や地方に貢献してきました。そういった活動経験が、進路決定に活かされた卒業生もいました。今年も、一人でも多くの生徒が、ボランティア活動を経験して、社会との接点や働くことの意味を考えていただけると、こんな素晴らしいことはありません。

 今日は、「最後まであきらめないことの大切さ」と「働くことの意味」の2つについてお話をしました。

 

 結びになりますが、午後の入学式では159名の新入生を迎えます。2年生、3年生が先輩としての意識をしっかり持ち、新入生と一緒になって、楽しく、有意義な1年となるよう頑張っていきましょう。