校長だより    ~ 感謝、全力、チーム日高! ~

2016年7月の記事一覧

第1回学校説明会のお礼

7月23日(土)、第1回学校説明会を実施しました。多くの中学生や
保護者の方にご参加いただき、誠にありがとうございました。
今回は、学校概要を中心に説明をさせていただきました。特に、本
校PTA会長による「学校の現状」や「高校選び」に関するお話はた
いへん参考になった、という声が多く寄せられました。
次回からは、「学習アドバイス」も取り入れていきますので、ご期待
ください。本校は、頑張る中学生を応援していきます。

「ひ・まわり探検隊2016」が始まりました

日高市では、今日から「ひ・まわり探検隊」がスタートしました。
これは、日高市内の小学生が、自分たちの住んでいる「ひ」だか市を
よくみて「まわり」、日高市をもっとよく知るための探検事業です。
本校でもこの趣旨に賛同し、毎年様々な講座を開いて小学生に楽しん
でいただいております。
今年のスタートは、「君も芝生でトライ!」(タグラグビーを楽しむ講座)
でしたが、今日はあいにくの雨模様。急きょ、場所を柔道場に移し実施
しました。
19名の小学生が、元気に1時間走りまわり、最後は「畳にトライ」!
楽しい時間となりました。

 

第1学期校長講話

 今日で1学期が終了します。振り返ってみて、皆さんには、どんな1学期だったでしょうか?

 終業式に当たり、2つお話をしたいと思います。一つは、皆さんが頑張ったこと。もう一つは、ちょっと残念で、もう少し改善してほしいことです。
 

 まず一つ目。多くの皆さんが頑張り、学校を大いに盛り上げてくれたというお話です。

 まず、体育祭。4年前とは比べものにならないくらい、生徒の皆さんの取り組む姿勢がしっかりとしていました。私たち教職員だけでなく、来賓の皆様、保護者の皆様にも感動を与えるほどの体育祭だったと思います。若者が頑張る姿は美しいものです。ある来賓の方は、「見ていて、とても楽しい体育祭でした。」と感想を述べられてお帰りになりました。見どころ満載の素晴らしい体育祭でした。体育委員の皆さんのリーダーシップも輝いていました。

 それから、地域に貢献したボランティア活動も際立っておりました。今年は高麗郡建郡1300年という節目の年に当たり、日高市をあげての大きな式典が行われました。それに先立って実施した「おもてなしクリーンプロジェクト」では、約30名の生活委員の生徒が地域清掃に取組んでくれました。地域の方からは、「立派な行動ですね。」とか「ありがとうございます。」というお言葉をいただき、たいへんうれしくなりました。また、式典当日に本校が担当した「にじのパレード」では、高句麗衣装をまとった約20名が、教頭先生を先頭に、厳かに場内を行進し、日本全国から、また、韓国からいらした多数のご来賓の皆さんから大きな拍手をいただきました。日高市長さんも「式典を盛り上げてくれて、ありがとう。」とおっしゃっていました。
 その他にも、熊本地震の被災者支援募金活動など、地域から大いに評価される貢献をしました。
 また、今夜から、東北復興支援ボランティアツアーが実施され、生徒30名が宮城県南三陸町に出発します。これも貴重な体験になると思います。自身の体調管理をしっかりして、南三陸のため、東北復興のため、力を発揮してきてください。

 今後も、様々なボランティア活動や体験活動が企画されております。高校生の皆さんには、活躍が求められています。できそうなことから一歩ずつ、積極的に取り組んでほしいと思います。成長するチャンス、進路を考えるきっかけになると確信しております。今後とも、活躍を期待しております。

 さて二つ目は、ちょっと残念なことです。1学期、すべてのクラスにお邪魔して授業を拝見しました。本校の先生方の興味あふれるお話や授業展開に感心し、どの授業でも勉強をさせていただきました。しかしながら、「今、先生が重要なお話をしているのになあ」という時に、寝てしまっている生徒がいるということです。たまたま「その時だけ」だったのかもしれません。まずは「授業をしっかり聞く」という習慣を身につけてほしいと思います。

 ここで一つ、私がよく使う「ネタ」を紹介します。それは、「9の段のかけ算を両手の指を使って計算する」というものです。一応、私も数学の教員ですので、授業のつもりでお話します。後で、感想を聞きますので、ついてきてくださいね。

 (9×1=9、9×2=18、9×3=27、…という計算を10本の指で計算)

 どうですか?説明は分かりましたか?これは、偉大な数学者が考え出したのではなく、ロシアの農民が考えた方法だとされています。
 では、質問です。

 ・ 面白いと思った方、手を挙げてください。

 ・ では、面白くなかった方、手を挙げてください。

 今、私が皆さんに考えてほしいことは「面白い」ということばの意味についてです。「面白い」っていうと、「笑いたくなるさま」、「こっけいだ」という意味があります。「漫才や喜劇は面白い」というとその意味ですね。もっと他に意味があることをご存知ですか?辞書を引くといろいろと出てきますが、その一つに、「興味をそそられて、心が引かれるさま」とか「興味深い」というのが出てきます。学校での勉強って、この「心を引かれる」とか「興味深い」という意味で、「面白い」ものなのですね。「生物の勉強が面白くて、大学で専攻することにしました」とか。しかし、いつも寝てしまう高校生がいるとすれば、「興味なしでスイッチ・オフ」。その「面白さ」に気づいていないのだろうな、と残念に思うわけです。では、その「面白さ」に気づくためにはどうしたらよいか、それは、新たな知識や発見に対して「なるほどとつぶやく」ことだと考えています。「へー、指を使って、9の段のかけ算ができるんだあ、なるほど!」といった具合です。始めは興味がなかったことにも、だんだんと面白さが分かってくることがあるのです。これが人間の素晴らしいところです。ちょっとした我慢、ちょっと考え方を変えることにより、成績や生活が大幅に変化するかもしれません。

 1学期、1年生の約半数が皆勤でした。成績優良者は昨年より4%増えました。欠点保有者は4.6%減少しました。皆さんの頑張った成果が徐々に表れています。夏休みを上手に使って、課題や補習にしっかり取り組んでください。そして、9月1日からまた、一緒に頑張っていきましょう。授業で「なるほど!」という言葉が多く聞かれることを期待しています。

有意義な夏休みにしてください

   今日で1学期が終了しました。生徒の皆さんにはどのような1学期だったでしょうか?

   【問1】100点満点とすると、1学期のあなたは何点くらいだったでしょうか?
   85点以上の生徒は、さらに自分を高める夏休みに、あまり振るわなかった生徒は、
   課題や補習から学習習慣を身につける夏休みにしてください。

   キャリア教育講演会で、講師の方がおっしゃっていました。この夏のキーワードは、
    ・ 新しい環境 
    ・ 新しい挑戦 
    ・ 新しい出会い 
    であると。ぜひとも、前進する夏休みにしてほしいものです。
   【問2】この夏、あなたは何に挑戦しますか? 
   
   また、全校集会で、進路指導の先生が次のようなお話をされました。いま企業が求
   める人材は、「挨拶」ができて、「コミュニケーション」がとれ、「明るくて元気」のある
   高校生である、と。 さらに、欠席が少なく、部活動を頑張った生徒を採用したいとい
   うことです。
   【問3】あなたの長所は何ですか?また、あなたの短所は何ですか?

   問を3つあげました。答えはすぐに用意できますか? すぐに用意できない生徒は、
   答えを探す夏休みにもしてください。皆さんの成長を期待しております。