2015年9月の記事一覧
◆校長だより◆最後まで諦めない姿は素晴らしい。
◆校長だより◆自分に自信を持つために。
平成27年度第2学期始業式講話
おはようございます。元気に2学期を迎えられたことをうれしく思います。
さて、始業式にあたり、3点お話しします。
1 まず、1点目は夏休み中、ボランティアや、学校への貢献の活動をしてくれた皆さんに、お礼を述べたいと思います。
夏休みに入ってから、本当に、多くの生徒がボランティアなどに携わってれました。7月の21日から、23日までの、東北復興支援ボランティアには18名の生徒が参加をして、宮城県気仙沼市で炎天下の中、本当に熱心にボランティア活動に取り組みました。気仙沼の地元の方々からも埼玉から高校生が来てくれたということで大変に喜ばれました。また、皆さんの代表である生徒会長・新井大和君は、7月28日に滋賀県で行われた全国高等学校総合文化祭開会式に於いて、埼玉県代表として立派に決意発表をしました。競技カルタ埼玉県チームは、全国ベストエイトという素晴らしい成績を残しました。夏休み中の学校説明会では生徒会本部役員・ソフトテニス部・サッカー部・バドミントン部がお手伝いをしてくれました。日高市の小学生対象の講座である、ひまわり探検隊では、タグラグビー教室・ソフトテニス教室・百人一首教室・茶道教室の補助役員として、小学生に指導をしてくれました。高校生災害ボランティア講習会に代表として参加をしてくれた生徒もいます。また、今年は日高市からの依頼を受け、家庭部の生徒があざやかな高句麗衣装の作製に取り組みました。
これらの貢献の取組をしてくれた生徒に、校長からのメッセージカードを贈らせていただきます。のべ、86人にお渡しします。これだけ多くの生徒が貢献してくれたことを本当にうれしく思います。本来は一人一人にお渡ししたいのですが、これだけの大人数なので、後程、先生方から渡していただきます。名前の間違いがあったら、申し出て下さい。日本語と英語のメッセージカードをお渡ししますので英語の方は辞書を引きながら読んでみてください。また、是非これからもボランティア等へ積極的に参加をして下さい。
2 2点目は、本を読むことの素晴らしさを、とても感動した話をとおしてお話ししたいと思います。7月にPTAの関東大会で、茨木県の筑波に行きました。その時の研修会で、サイボーグ型ロボットを開発した山海嘉之さんという科学者のお話をお聞きしました。サイボーグ型ロボットがどういうものかというと、例えば両足を失った人がサイボーグ型ロボットを太ももから装着して脳波とつなげることによって健常者が歩くのと同じように歩けるのです。介護の現場では、サイボーグ型ロボットスーツを身に付けると腰を痛めずに、被介護者の方を持ち上げたりベッドに降ろしたりという動作が何回でも容易にできるのです。ロボットスーツは既に実用化されているそうです。
この話がなぜ読書と結びつくかというと、山海さんがこのようなロボットを作ろうと思ったきっかけは子供時代の読書にあるからです。小学生の頃、少しずつ読書が好きになり、特にSF小説が大好きになり、未来のロボットが出てくる小説を何十冊も読み、だんだんと、小説に登場するロボットを自分で作りたいと思うようになりました。その夢がどんどん膨らみ、小学校の文集に、次のように書いたのです。「将来は自分の研究室を持ち、世の中に役に立つロボットを作る。」と書いて、その後にさらに「このことは必ず実現させる」と一言付け加えました。山海さんは、実現できない単なる夢と思われるのが嫌で、「必ず実現させる。」と書いたというのです。
文集に書いた通り、山海さんは、様々な研究を経て、現在、筑波大学サイバニクス研究センター・センター長としてサイボーグロボットを開発するだけでなく、サイバーダインという株式会社を立ち上げ社長として介護ロボットの量産化に取り組んでいます。この会社は現在は羽田空港の近くに新しく広大な工場を建設する予定だということです。山海さんの夢は、サイボーグロボットの活躍で日本だけでなく世界中に「重介護ゼロ社会」を実現することです。
この話を聞いて読書には凄い力があると思いました。山海さんがもし本を読んでいなかったら、このような夢を持たなかったも知れないのです。本は読む人の想像力と無限の可能性を広げてくれます。本を開き、未来の扉を開いてください。1学期終業式にもお話ししましたが本校の図書館は充実しています。あまり本を読む習慣のない人は、まずは本に触れることから始めてください。
3 3点目、最後にお話ししたいのは、いよいよ2学期が始まるこの時に、「目の前の課題(やるべきこと)に挑戦しよう」ということです。
2学期は3年生にとっては進路を決定する大事な時期です。2年生にとっては、修学旅行という大きな行事が間近に迫っています。また、10月の2日、3日には文化祭があります。様々な大きな行事がありますが、授業も集中して取り組めます。部活動にも取り組めます。
皆さん一人ひとりが自分の課題に挑戦してください。高校生活の失敗はなにかというと、失敗を恐れて挑戦しないことです。自分には、できないとあきらめてしまうことが失敗です。目の前の課題から逃げずに挑戦してください。挑戦する癖、努力する癖がつけば、人生勝ちです。
それでは、2学期一人ひとりが充実した学校生活を送っていくことを願い校長講話とします。